吉田絵画教室便り2017年8月

吉田絵画教室2017年8月

美術館巡り「ジャコメッティ」展 
没後半世紀を経た大回顧展

美術館巡り。今回は六本木の国立新美術館で開催している
「ジャコメッティ」展に行ってきました。


ジャコメッティ展



乃木坂駅を降り地上に出ると、
美術館へのアプローチが繋がっています。
外は夏らしい青空。


国立新美術館

チケット売場でチケットを購入

チケット売場

国立新美術館内

カフェのある1階ロビー

国立新美術館内

「ジャコメッティ展」展示室に入場

国立新美術館


さっそく鑑賞

なんと、今回は写真を撮れる部屋があったのです!

ジャコメッティ展会場


ジャコメッティ彫刻


ジャコメッティ展会場

ジャコメッティ彫刻

作家の中で象徴化された人体なのに
たいへんなリアリティ


ジャコメッティ展

大きな人が佇んでいるようで
足元から伸びた陰まで美しい


ジャコメッティ彫刻



◯ ◯ ◯



ジャコメッティ展



◯ ◯ ◯



なんとも見応えのある展覧会でした。


ジャコメッティ展美術館屋外

ジャコメッティ展地下鉄



〈ジャコメッティ展を鑑賞して〉


 10年ほど前の千葉県でのジャコメッティ展を見落として以来、心待ちにしていました。彫刻はもちろん素晴らしいのですが、スケッチや油絵、版画などの平面の作品群が印象に残りました。

 彫刻家が三次元の物を平面に封じ込めようと試行錯誤している、たくさんの線がきれいでした。テーマとしているモチーフそのものより、モチーフを取り巻く大きな立方体の空間をどう摑まえようか、苦心しているのが感じられました。
 ほとんどモノトーンでしたが、心に残ったのは美しい色合いの空気感でした。

 実物を目の前にしての制作と、心の中にある印象的な形の再現の、2つの世界観の葛藤を感じました。



ジャコメッティ展