美術館巡り。今回は六本木の国立新美術館で開催している
「ジャコメッティ」展に行ってきました。

乃木坂駅を降り地上に出ると、
美術館へのアプローチが繋がっています。
外は夏らしい青空。

チケット売場でチケットを購入


カフェのある1階ロビー

「ジャコメッティ展」展示室に入場

さっそく鑑賞
なんと、今回は写真を撮れる部屋があったのです!




作家の中で象徴化された人体なのに
たいへんなリアリティ

大きな人が佇んでいるようで
足元から伸びた陰まで美しい

◯ ◯ ◯

◯ ◯ ◯
なんとも見応えのある展覧会でした。


〈ジャコメッティ展を鑑賞して〉
10年ほど前の千葉県でのジャコメッティ展を見落として以来、心待ちにしていました。彫刻はもちろん素晴らしいのですが、スケッチや油絵、版画などの平面の作品群が印象に残りました。
彫刻家が三次元の物を平面に封じ込めようと試行錯誤している、たくさんの線がきれいでした。テーマとしているモチーフそのものより、モチーフを取り巻く大きな立方体の空間をどう摑まえようか、苦心しているのが感じられました。
ほとんどモノトーンでしたが、心に残ったのは美しい色合いの空気感でした。
実物を目の前にしての制作と、心の中にある印象的な形の再現の、2つの世界観の葛藤を感じました。
