新緑眩しいこの季節、今回は文京区白山にある小石川植物園に行ってきました。
小石川植物園は東京大学大学院理学系研究科附属の、日本で最も古い植物園です。徳川幕府の頃からですので、320年ほども歴史があります。
園内は台地、傾斜地、低地、泉水地など地形の変化に富み、スケッチにはうってつけ。天気にも恵まれ、良いスケッチ会となりました。
大学の研究所っぽい正門から入って

どこを描こうか、園内を散策。

紫陽花がみごとに咲いていました


ハナショウブもこんなに

さすが植物園。どれにもしっかり名札がついています

みんなでワイワイ

物凄い陽射しにベンチでひと休み

今にものっしのっしと歩き出しそうなヒマラヤ杉。
その大きさは息を呑むほどでした。

この植物園には、かの有名なニュートンが「万有引力の法則」を発見したというリンゴの木を接木したものがあるんです。

なんとそのリンゴの実が実っていました。

色づいたビワの実が生けられた休憩所で、コーヒーを飲みながら講評会。
(先生はモナ王アイスを買いました。)


皆さんの今日の作品。
先日の授業の緑の練習の成果が出てます!

「旧東京医学校本館(総合研究博物館 小石川分館)」
日本庭園を臨むシャレた洋館。

<参考作品>

〈ダーマトグラフでスケッチしました〉
スケッチした2日間とも夏日で、強烈な陽射しでした。そこに浮かび上がる風景の輪郭や陰影が、青紫がかって見えるほどでした。
そこで今回は、青い色鉛筆で下描きアタリ線をとり、バランスが決まった所で、紫色のダーマトグラフでぐいぐい描きました。
着彩は水彩絵具です。空と手前芝生に先に手を付け、全体像が見えたところで、樹木の明るい所から順番に、暗い所へ向けて作業を進めました。
遠景や樹木の省略の加減が難しいですね。光線が強いと物がどれもシャッキリ見えますから、ついつい全部押し込めようとして、描き過ぎてしまいます。そんな時はカメラを覗いた時のフレームを思い出して、自分が一番興味があって、ピントを合わせている所と、さして気にしていない曖昧な所とを意識して分けてみてください。
建物は、強い陽射しで明るく輝いて見えるところを潰さないように、注意しながら仕上げてみました。
ソメイヨシノがたくさん植わっていたので、春にまた来たいですね。でも春は混むのかなぁ‥‥。