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吉田絵画教室 美術館巡り2(2017〜2018年)


吉田絵画教室便り2018年10月(2)

吉田絵画教室2018年10月(2)

美術館巡り「仙厓礼賛」展

 美術館巡り。
今回は出光美術館で開催中の「仙厓礼賛」展を観てきました。

出光美術館表入口


出光美術館は皇居のすぐ近くにあります。
メトロの地下出口からまずは地上へ

地下エレベーター


いったん表に出ます。

出光美術館外観

お天気はこんな感じ

空

仙厓展ポスター

美術館は帝劇の上階にあります

帝劇

再びエレベーターに乗って、美術館へ

出光美術館


美術館入口まで来ました。
皆で集合するのを待ってます。

美術館入口

帝劇と出光美術館のポスターです。

ポスター




◯ ◯ ◯



残念ながら展示会場の様子はお伝えできませんが・・・。

土曜日ということもあるのか、思っていたより混んでいました。
幅広い年齢層で、皆、キャプションを真剣に読んでいました。




◯ ◯ ◯



観てきました。


出口付近

窓から外の景色が見られます。
ぽっかりと秋の積雲。
下のこんもりとした緑は皇居です。

窓から

とても良いお天気でした。

皇居

外を眺めながら、ちょっとひと休み。
セルフでお茶が飲めます。

休憩所




 前々からずっと気になっていた、仙厓の展覧会に行ってきました。
 禅の入門書などをパラパラ見ると、禅画のひとつとして必ず登場する「□△○」。相当の達人ではないかと想像していましたが、思った通りの作品世界でした。

 厳しい乞食の修行の後に掴んだであろう悟りの境地から生まれる、ひょうひょうとしたタッチが美しく見事でした。
 余白の広い空間に広がるイメージは、日本人独特のものかもしれません。

 西洋絵画の展覧会もよいですが、こうした日本人ならではの画面作りは、改めて我に帰るようでもあり、たいへん勉強になりました。

 最近の日本人が抱える、老後生活への不安感に対するおおらかな思想も、安心感と共感を呼ぶのだと思います。
 自分の生活の芯をどこに置くのか、問われている気がしました。



仙厓展資料

吉田絵画教室便り2018年9月

吉田絵画教室2018年9月

美術館巡り「木田金次郎」展
木田金次郎展

美術館巡り。今回は府中市美術館へ。
有島武郎「生まれ出づる悩み」出版100年記念「木田金次郎」展を観てきました。




前日は大雨と雷でしたが、今日はどうでしょう。
今のところ晴れています。

空

最寄り駅からバスに乗って、美術館に到着です。

府中市美術館


館内に入りました。

府中市美術館内


ロビーでは、子供たちを集めてワークショップのようなことをしていました。

府中市美術館ロビー 府中市美術館ロビー


チケットを買っていよいよ入場

府中市美術館入口



◯ ◯ ◯



残念ながら展示会場の様子はお伝えできませんが・・・。

会場は入ってすぐは、有島武郎のコーナーでした。
その後、木田金次郎の作品が年代順に続きます。
通り過ぎてからまた戻って、絵の前にゆっくり佇む 人たちを随分見かけました。




◯ ◯ ◯



観てきました。

府中市美術館館内


美術館内にあるカフェで休憩。

府中市美術館カフェ

感想話に、ついつい熱がこもります。


府中市美術館カフェ




〈「木田金次郎」展を鑑賞して〉



木田金次郎展資料

 木田金次郎の名前と作品を知ったのは、学生の頃持っていた日本美術史か何かの本で、海辺を描いた絵の、小さなモノクロ写真と、そこに添えられたキャプションからでした。

 消しゴムほどの大きさのモノクロ写真にもかかわらず、強烈な印象を残していました。
 それから時間が経ち、テレビのドキュメント番組でその全貌を知りました。
 原画をまとまった形で観るのは、今回が初めてです。

 展覧会の前半の作品を観ている時は、その比較的沈みがちな色合いに、「イメージ違いだったかな」と思ったのですが、大火の後の(大火事で1500点余りの作品を焼失してしまいます)後半部分になった時、「これだなぁ」と思いました。

 あの白黒で観ていた作品は、『春のモイワ』でした。


 府中市美術館での美術館巡りは、「長谷川利行」、「木田金次郎」と続きましたが、お二人とも、独立独歩の“絵描きさんらしい絵描き”で、とにかく目の前にあるものの本質に迫ろうと、体当たりしていったのでしょう。

 出掛けた生徒さんたちも、その名を初めて聞くという人が多かったようですが、しみじみ感動していたようです。
 とても良い展覧会でした。


バス


吉田絵画教室便り2018年8月

吉田絵画教室2018年8月

美術館巡り「巨匠たちのクレパス画」展
巨匠たちのクレパス画展入口

美術館巡り。今回は東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の「巨匠たちのクレパス画」展に行ってきました。




今年の夏は連日猛暑、猛暑、の異常気象でヘトヘトになってしまいましたが、ようやく秋めいた空が訪れたようです。

新宿駅西口

新宿駅西口から歩いていきます。

新宿駅西口


ビルの入口まで来ました。

「巨匠たちのクレパス画」展入口



ビルの1階ロビーで、クレパス画の無料体験をやっていました。

「クレパス画」体験ブース

壁には体験者の作品が飾られています。

「クレパス画」体験プース


エレベーターで上に上がります。





◯ ◯ ◯



残念ながら展示会場の様子はお見せできませんが・・・。

幅広い年齢層のお客さんたちで、ほどよい人出でした。
初期に発売されたいろいろなデザインのクレパスセットも、展示されていました。



上階からの夏の青空

夏の終わりの、爽やかな快晴を42階から。


上階からの夏の青空


◯ ◯ ◯



観てきました。

ロビー




〈「巨匠たちのクレパス画」展を鑑賞して〉


「巨匠たちのクレパス画」展資料


 幼児教育のために考案されたクレパスは、どこか懐かしく、純朴な味わいのする画材だと思います。

 「油絵」や「水彩画」を身につけようとすると、アカデミックで西洋的な勉強を強いられるせいか、どこまで行っても、気の安まらないような要素を持っています。

 その点、クレパス(総称はオイルパステルですが)は、好きなように、気が済むまで「なぐりがき」ができる、心の自由さを与えてくれるように思います。

 スケッチや制作画に行き詰まった時などは、クレパスと画用紙で、初心に帰るのも良いかもしれません。

 様々なタイプの作品がありました。
 一緒に出掛けた生徒さんから、今まで観た展覧会の中で、一番おもしろかったと言う声も聞かれました。

 おもしろ楽しいだけでなく、その可能性ゆえに、いろいろ考えさせられる展覧会でした。



クレパスセット

吉田絵画教室便り2018年7月

吉田絵画教室2018年7月

美術館巡り「長谷川利行 七色の東京」展
長谷川利行展

美術館巡り。今回は府中市美術館で開催中の
「長谷川利行 七色の東京」展に行ってきました。

先月は、アカデミック絵画のお手本のようなターナーを観てきましたが、今回はそれと対極の描き方をした長谷川利行です。




もより駅からちょっとあります。
バスに乗りました。

バス

バス

バスを降りると府中市美術館の案内板が。

府中市美術館案内板

歩いて行きます。

府中市美術館へ

府中市美術館へ

「長谷川利行」展のポスターが現れて来ました。

長谷川利行展看板


無事、府中市美術館に到着。

府中市美術館


いよいよ会場入りです。

府中市美術館入口

館内に入りました。広々としています。

府中市美術館館内


上から見るとこんな感じ。

府中市美術館館内



◯ ◯ ◯



残念ながら展示会場の様子はお伝えできませんが・・・。

会場は長谷川利行のことが好きそうなお客さんでいっぱいでした。
皆、熱心に、作品に齧りつくように見入っていました。




◯ ◯ ◯



観てきました。

府中市美術館出口へ

府中市美術館ロビー


美術館内にあるカフェでちょっと休憩。

府中市美術館カフェで


前回の展覧会場にもありましたが、
ここにも巨大な長谷川利行の絵のプリントが。記念撮影です。

長谷川利行展記念撮影




〈「長谷川利行 七色の東京」展を鑑賞して〉


 個人的には長谷川利行の大きな展覧会は28年振りです。
 当時は荒々しいタッチときつい色合いにびっくりしたのと、独特の人物表現が強く印象に残っていました。
 出掛ける前、こちらもいくらか年齢を重ねたので、ひょっとして勘違いでガッカリするかなと思ったのですが、嬉しい裏切りに合いました。

 眼に飛び込んでくる形や色よりも、長谷川利行さんが喜々としてモチーフに向かっていったであろう気配が、画面からむんむんと立ち上がっていました。

 美術教育をまったく受けていない自己流の表現手段で、詩心だけをたよりに切々と描き綴ったたくさんの作品は、その時代背景もあるのでしょうが、何か切ないものがありました。

 市井の人々と共に、どっぷりと世の中に漬かった中で描き続けたその姿勢は、僕にとっては画家のお手本のような人に思えました。見応えのある、良い展覧会でした。




長谷川利行展




長谷川利行展帰り駅



吉田絵画教室便り2018年6月

吉田絵画教室2018年6月

美術館巡り「ターナー 風景の詩」展
ターナー展

美術館巡り。今回は東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の
「ターナー 風景の詩」展に行ってきました。


イギリス風景画の巨匠、
ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851)。
卓越したアカデミックな技法で、
詩情豊かに多くの風景画を描きました。




新宿駅西口を出る

新宿駅西口から外に出ました。梅雨らしい雨模様。


新宿駅西口 新宿駅西口

エスカレーターで上へ上がります。

新宿駅西口

損保ジャパン日本興亜本社ビルに到着。この42階です。

新宿駅西口

「ターナー展」の看板がありました。

ターナー展看板

ターナー展入口

ビルの中に入りました。
1階ロビーで、ターナーの生涯を10分くらいのショートビデオで楽しめます。

ターナー展ロビー


並んでいます。
直通エレベーターの前は大行列。

ターナー展入口

いよいよ会場入りです。

ターナー展ソファ



◯ ◯ ◯



残念ながら展示会場の様子はお伝えできませんが・・・。
中は熱心なお客さんでいっぱいで、混んでいました。


ビル上階よりの雨模様

地誌的風景画と言われる作品が多く展示されていました。
晩年には印象派の先駆けと言われる、
ロマン主義的な作品世界へと変化していく気配が感じられました。


ビル上階よりの雨模様



◯ ◯ ◯



観てきました。
絵が細かくて、くたびれました。


会場出入り口付近に、なんと巨大なターナーの絵のプリントが。
通りがかりの女性の方にお願いして、記念撮影。

ターナー展記念撮影


〈「ターナー 風景の詩」展を鑑賞して〉


 新しい表現を求めてとか、個性を大切にしてとか、絵を描く時にいろいろ聞こえてくることがありますが、改めてターナーの作品を観ると、伝統的、あるいは工芸的な職人仕事のような力強さの大切さを思わされました。

 アカデミックな硬い仕事が良いという事ではありませんけれども、上っ調子にならないためにも、時々こうした優れた王道の仕事に触れるべきだなあと感じました。

 それにしても、ピーター・ラビットの原画展の時もそうでしたが、イギリスの人の手仕事は、小さくって、細かくて、丁寧だなあと思いました。

 もう一人のイギリスの風景画の巨人、コンスタブルの作品も久しぶりに観たいなあと思いました。 ターナーとコンスタブルの風景画展なんて、観てみたいですよね。

 さて、展覧会の印象が色濃いうちに、教室では、ターナー的色彩のスケッチ練習を水彩でする予定です。



ターナー展資料


吉田絵画教室便り2018年2(1)月

吉田絵画教室2018年2月(1)

美術館巡り「熊谷守一美術館」

美術館巡り。今回は池袋の近くにある
熊谷守一美術館に行ってきました。



要町駅を降りて地上に出ると、冬晴れの青空。

熊谷守一美術館へ

1週間ほど前に降った雪が、まだ残っています。
今年の冬は寒い。

熊谷守一美術館へ

途中の小学校のフェンスに看板が

熊谷守一美術館看板

「熊谷守一美術館」に到着です。
西武池袋線から来た人たちと合流!

熊谷守一美術館着

久し振りに教室の皆が顔を合わせました。
楽しみです。

熊谷守一美術館前

モルタルの壁に、クマガイモリカズの描いたアリ。
とことこ、這っています・・・

熊谷守一美術館


熊谷榧さんの造った「いねむるモリ」像がお出迎え。
どことなくユーモラスで暖かい。
熊谷守一石像

いよいよ館内へ入ります



この日はなんと、熊谷守一の娘さんで「熊谷守一美術館」館長でもある、熊谷榧さんが直々お話してくださるというお約束を頂いていたのです!


熊谷榧さん

熊谷榧さん

皆、真剣にお話に耳を傾けています

熊谷榧さんのお話

榧さんは凛々しく、とってもステキな女性です。
スキーと山が大好きなのだそうです。

熊谷榧さん

気さくに質問に答えてくださいました。

熊谷榧さんと



◯ ◯ ◯



この後、3階建ての館内をじっくり鑑賞



◯ ◯ ◯



帰り道、振り返ると枯れ木の向こうに、熊谷守一のクマンバチが見送ってくれていました。

熊谷守一美術館壁ハチ




〈「熊谷守一美術館」を鑑賞して〉


 私設美術館として設立されたということで、愛用のチェロやイーゼル、パレット、椅子などを間近で見ることが出来、また、美しい油絵・デッサン・書・器・彫刻など、かなり贅沢に熊谷守一さんの世界を堪能することができました。

 手作り感のある味わい深い建物と、榧さんのサービス精神旺盛な楽しいお話、そして今回の教室の企画をお願いした時に、たいへん丁寧な対応をしてくださったスタッフの方のことを思いつつ、暖かい充足感で満ち足りた気持ちで、帰り道を歩きました。
 参加した皆さんからも、感激の声が、たくさん聞こえてきました。


 目立たぬように、目立たぬようにと、自分の思った通りの道を大切に歩まれた熊谷守一さんの作品に、このような形で触れることができたのは、たいへん貴重な体験でした。感謝です。




熊谷守一美術館資料

吉田絵画教室便り2017年11月

吉田絵画教室2017年11月

建物見学会「自由学園 明日館」

秋は雨ばかりで、残念ながら恒例のスケッチ会ができませんでした。そこで今回は都心にある美しい建築を訪ねて来ました。


明日館


自由学園 明日館はアメリカ人の建築家、フランク・ロイド・ライトとその弟子の遠藤新が設計した、慎ましやかながらも凛とした佇まいの学校です。
1921(大正10)年、羽仁吉一、もと子夫妻により創立されました。国の重要文化財に指定されています。


明日館窓


紅葉のまだ少し残る大きな木の下をくぐって入場

明日館入口


芝生の庭を臨みます

明日館庭

今回はスタッフの方がガイドをしてくださいました。

明日館ガイドツアアー

まず屋外から説明を聞きます。

明日館ガイドツアアー


館内の展示室に入ると、初期の頃の「子供之友」が。
なんとも上品でかわいらしい。

子供の友


「食堂」に移動しました。高窓からの光と、創設当時デザインされたという照明が、とてもよい雰囲気を醸し出しています。

明日館食堂

設計者フランク・ロイド・ライトの実物大パネルが登場!

フランク・ロイドパネル


生徒が増えて改築されたという「小食堂」のテーブルと椅子。簡素ながらも上品で使い勝手のよいデザインです。

明日館小食堂

女学校当時毎朝の礼拝をしていたという「ホール」へ。
幾何学模様の窓から、美しい光が差し込みます。

明日館窓


「ホール」西側にある壁画

ホール壁画

この宗教画は、かつて生徒によって制作されました。ところが時は戦時中。止むなく漆喰で上塗され、何年のそのまま忘れられていたのですが、卒業生が漏らした「ここに壁画があったはず‥‥」という言葉によって漆喰が丁寧にはがされ、元の壁画が甦ったというものだそうです。


ホールガイドツアー


いったん外に出て、

明日館庭

通りを隔てて「講堂」へ



「講堂」の中に入りました。

明日館講堂

2階席からステージを臨んで。

明日館講堂

2階席の椅子

明日館講堂椅子

1時間ちょっとのガイドツアーが終了しました。館内すべて、どこもかしこも考えに考え抜いた愛情深い設計で感心しました。この後は「ホール」に戻って、コーヒーとお菓子を頂きました。



帰る頃には冬間近の西日が‥‥

明日館バラ



明日館のリーフレット。自然でやさしい味の、自由学園卒業生による手づくりクッキーと共に。

明日館クッキー





〈明日館を見学して〉


 恒例の秋のスケッチ会が今年初めて中止となったのですが、スケッチをするには季節がかなり寒くなりましたので、明日館の見学という初めての試みにしてみました。

 お問合せしたところ、館内スタッフの方も快く対応してくださり、1時間のガイドツアーと、壁画のあるホールでのコーヒーとお菓子を楽しむことができました。

 心地よく上品な空間で、心が洗われるような思いがしました。
 窓から差してくるきれいな光線で、座っている人達のシルエットがアーチを描くように輝いていました。

 さらにガイドをしてくださった女性スタッフの方の、誠意ある熱心な解説は、会場のみんなの感動を呼びました。

 ほんとうに素晴らしい1日でした。
 また季節を変えて訪れてみたいと思いました。



婦人之友社

帰り道、「主婦之友社」の前を通って



吉田絵画教室便り2017年8月

吉田絵画教室2017年8月

美術館巡り「ジャコメッティ」展 
没後半世紀を経た大回顧展

美術館巡り。今回は六本木の国立新美術館で開催している
「ジャコメッティ」展に行ってきました。


ジャコメッティ展



乃木坂駅を降り地上に出ると、
美術館へのアプローチが繋がっています。
外は夏らしい青空。


国立新美術館

チケット売場でチケットを購入

チケット売場

国立新美術館内

カフェのある1階ロビー

国立新美術館内

「ジャコメッティ展」展示室に入場

国立新美術館


さっそく鑑賞

なんと、今回は写真を撮れる部屋があったのです!

ジャコメッティ展会場


ジャコメッティ彫刻


ジャコメッティ展会場

ジャコメッティ彫刻

作家の中で象徴化された人体なのに
たいへんなリアリティ


ジャコメッティ展

大きな人が佇んでいるようで
足元から伸びた陰まで美しい


ジャコメッティ彫刻



◯ ◯ ◯



ジャコメッティ展



◯ ◯ ◯



なんとも見応えのある展覧会でした。


ジャコメッティ展美術館屋外

ジャコメッティ展地下鉄



〈ジャコメッティ展を鑑賞して〉


 10年ほど前の千葉県でのジャコメッティ展を見落として以来、心待ちにしていました。彫刻はもちろん素晴らしいのですが、スケッチや油絵、版画などの平面の作品群が印象に残りました。

 彫刻家が三次元の物を平面に封じ込めようと試行錯誤している、たくさんの線がきれいでした。テーマとしているモチーフそのものより、モチーフを取り巻く大きな立方体の空間をどう摑まえようか、苦心しているのが感じられました。
 ほとんどモノトーンでしたが、心に残ったのは美しい色合いの空気感でした。

 実物を目の前にしての制作と、心の中にある印象的な形の再現の、2つの世界観の葛藤を感じました。



ジャコメッティ展

吉田絵画教室便り2017年6月

吉田絵画教室2017年6月

美術館巡り「エリック・カール」展 
絵本とともに、あゆんだ道。

美術館巡り。今回は世田谷美術館で開催している
「エリック・カール」展に行ってきました。


エリック・カール展





お天気の中、美術館までの「 いらか道」を歩いて行きます。



世田谷美術館いらか道

ちょっと遠いですが、道中所々に楽しい案内板が



砧公園

瑞々しい砧公園の新緑。
この日は土曜日なので、賑わっていました。


エリック・カール展

世田谷美術館に到着です。


世田谷美術館

世田谷美術館

さあ、入場


世田谷美術館

入場までの長い列。さすがに混んでます。




◯ ◯ ◯


会場内は写せませんが‥‥



 会場内はたくさんの親子連れや、熱心なファンでいっぱいでした。
 キャプションを読みながら、時おり笑ったり話したりと和やかな雰囲気の、良い展覧会でした。

 興味深かったのは、線描きと着彩によるダミー本と、完成した原画が一緒に観られたことです。

 想像以上に人気の高い絵本作家さんだということを、再確認させられました。



◯ ◯ ◯



世田谷美術館

エリック・カール展

次回の授業は、今日観た絵を参考に、
「観たものをイラスト風に描く」練習です。
どんな作品ができるか楽しみです。




〈エリック・カール展を鑑賞して〉


 絵を描けるようになりたいと思って勉強すると、どうしても古典的な美術の考え方に比重がかかります。
 しかし、こうした質の高いイラストレーションを鑑賞すると、今までとは別の方向から絵作りについて考えることができますので、たいへんに勉強になります。

 美しい色合いによるコラージュの作品が主ですが、裏打ちされたデッサン力と、観察眼、デザイン性がなければ、幼稚な絵になりかねません。
 それが独特のシャープさと、おおらかさ、美しさを以て人の気持ちを惹き付ける、ある種上品な作品世界になっています。

 みなさんの今後の作品の、良い刺激になるといいなあと思いました。



砧公園