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吉田絵画教室 美術館巡り1(2012〜2016年)


吉田絵画教室便り2016年9月

吉田絵画教室2016年9月

美術館巡り「ピーターラビット」展

美術館巡り。今回は渋谷 Bunkamuraザ・ミュージアムで開催している「ビアトリクス・ポター生誕150周年 ピーターラビット」展に行ってきました。


ピーターラビット展パンフ





猛暑とオリンピックの夏が終わって
ようやく爽やかな秋空が現れるかと思ったら、例年にない台風と雨続き。
渋谷駅を出て、地上に出ると傘傘傘‥‥。




でも、こんな時だからこそ、いい絵を観て気分をリフレッシュ。



Bunkamuraに到着です。


地下1階のピーターラビット展入口に着きました。



◯ ◯ ◯


会場内は写せませんが‥‥

ピーターラビットの原画は初めて観ました。
思いの外小さいサイズでびっくり。
なんと、どの作品も掌ほどの大きさしかありませんでした。
特に参考になったのは、数冊並んでいたポターさんのスケッチブックです。
まるで昨日描いたばかりのような、美しい風景スケッチでした。



◯ ◯ ◯



出口です。さすが人気キャラクターだけあって混んでいました。
それぞれの作品の下に物語のキャプションがあったので、
順番に読み進む形で鑑賞しました。


美術館上階にあるカフェでひと休み。
あいにく吹き抜けのカフェは雨に濡れていましたが、
こんな景色もおいしいコーヒーとケーキにはよく似合います。



ピーターラビット展

洋書のような装幀になっている青いハードカバーの本が、今回のカタログです。
次回の授業は、今日観た絵を忘れないうちに「ペン&ウォッシュ」の練習です。





〈ビアトリクス・ポターを鑑賞して〉


 しみじみ感じましたのは、揺るぎないしっかりしたデッサン力です。
 動物達が多少擬人化されて登場しますが、そのプロポーションや動きに不自然さがまったくなく、自然に見えました。
 また、背景や手前に転がる日用品のディテールの丁寧な描写は、その小さなサイズも相まって驚かされます。徹底した世界観に、ご本人のポリシーと厳しい観察眼を感じました。
 リアリズムに固執することはないとは思いますが、これだけ誠実に真面目に描き続けた人がいるということを、常に頭の隅においておかなければいけないなと思いました。



吉田絵画教室便り2016年5月

吉田絵画教室2016年5月

美術館巡り「樹をめぐる物語」展

美術館巡り。今回は東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催している「フランスの風景 樹をめぐる物語 コローからモネ、ピサロ、マティスまで」展に行ってきました。


樹をめぐる物語展



新宿駅西口を出ると、この日は伊勢志摩サミット当日で、
おまわりさんがうようよ。


その人混みに混って歩いて行くこと約5分。


損保ジャパン日本興亜本社ビルの入口に到着です。




美術館入口前のホールです。




都心の高層ビル42階からの眺めです。
あいにくこの日は曇り空でしたが、
遠くの方にはスカイツリーが薄ボンヤリ見えていました。




鑑賞の前に、前回も解説してくださった美術館の学芸員の方からお話を聞きます。




‥‥‥


会場内は写せませんが‥‥
風景画のバルビゾン派から印象派への変化を堪能することが出来ました。



‥‥‥



●さて今回は、今日観た風景画を頭に、後日教室で緑の練習をしてみました。



樹をめぐる物語展パンフ



<参考作品>

樹をめぐる物語展参考作品

〈セピアインクのペン&ウォッシュ〉


 ドービニーの作による油絵作品から一本の木を中心に、プチ模写をしてみました。
 本格的な模写ですと、グリット線を入れる所から始めなければならず、大変なことになりますが、今回は、名作から緑の使い分けの練習を手軽な形でしたいと思い、鉛筆でアタリを取り、茶色のインクで実線を入れました。
 その後、パーマネントグリーンと、ビリジャンと、アースカラーの掛け合わせだけに色数を絞り、クラッシックな味わいのスケッチに仕上げてみました。




吉田絵画教室便り2016年4月

吉田絵画教室2016年4月

美術館巡り「ジョルジョ・モランディ─終わりなき変奏」展

美術館巡り。今回は東京ステーションギャラリーで開催している「ジョルジョ・モランディ─終わりなき変奏」展に行ってきました。


モランディ展

20世紀最高の画家の一人、ジョルジョ・モランディ(1890~1964)。
「制作に必要な平穏と静寂しか望んでいない」と語り、
柔らかな色調で、繰り返し瓶や水差しを描きました。

形と構図のバランスの妙は、観る人を魅了します。



JR東京駅丸の内北口改札を出ます。


天上ドームには両翼を広げた八羽の鷲。


奥に見えているのが美術館の入口です。




会場内は残念ながら写せませんが、
立ち止まって一枚一枚じっくり見入る人たちで
ほどよく混んでいました。


‥‥


‥‥


見終わって出ると我に帰ります。

八角形の回り階段を下ります。
東京ステーションギャラリー内に残る大正期の赤レンガ壁は、
モランディの若かりし頃に作られたものだったんですね。

20世紀から21世紀に戻ってきました。

東京駅は変わらずの人です。





 同じモチーフを並べ替えたり、増やしたり、外したりしながら、繰り返し描かれた比較的小さな油絵。何回か順路を後戻りして、あれとこれとを比較してみたりしました。アースカラーの落ち着いた色合いで、飾り気のない素朴な画面です。なのに見ていて飽きないのが不思議です。
 ご一緒した生徒さんが、「私はものごとの表面しか見ていないということに気づかされました」と呟いていたのが、とても印象的でした。
 哲学者のように毎日毎日考えて、置いてあるものの本質に近づこうとしていたのが画面から伝わってきます。
 好き嫌いは別にして、静かな画家の真摯な姿勢には、学ぶべきところがたくさんあると思いました。




吉田絵画教室便り2015年6月

吉田絵画教室2015年6月

美術館巡り「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語」展

美術館巡り。今回は東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館で開催している「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語 —スュザンヌ・ヴァラドン生誕150年」展に行ってきました。


ユトリロとヴァラドン展

パリの風景を詩情豊かに描いたモーリス・ユトリロと、
ユトリロの母で画家のスュザンヌ・ヴァラドンの展覧会です。


新宿駅西口を出て

雨の中を進みます。


銀色に聳え立つ高層ビル。

案内板まで到着



まずは学芸員の方の楽しく解りやすい解説に耳を傾けて‥‥

予備知識を仕入れたところで、いよいよ入場



ここから先の会場内は残念ながら写せませんが‥‥



ビルの窓からの都市風景もなかなか




 リハビリとして絵を始めたユトリロは、哀切感漂う素朴な画面作り、対してヴァラドンは奔放でエネルギッシュ。母と子が対称的な作品世界を追究したのがわかりました。
 正式な美術教育を受けていない二人の画家の世界は、趣味で絵画制作を楽しむ人達の大きな指針となると思いました。




吉田絵画教室便り2013年4月

吉田絵画教室2013年4月

美術館巡り「木村荘八」展

美術館巡り。今回は東京ステーションギャラリーの
「生誕120年・木村荘八」展に行ってきました。


東京駅丸の内北口へ

昨年10月に新しくリニューアルオープンしてこんな入り口に

東京ステーションギャラリーのトレードマーク、赤煉瓦がお出迎えです。


木村荘八は永井荷風の『ぼく東綺譚』の挿絵などで知られる
大正から昭和に活躍した画家です。
当時の東京を臨場感ある情緒的な絵で表現しました。


東京ステーションギャラリーの上から丸の内北口ドーム下が見下ろせるんです。

駅内のギャラリーならではの風景。
これも上から見た所です。


小さな原画ですが、見ていて
いつまでも飽きない肉筆のあたたかさ。
洒脱でしっとりとしたモノトーンの挿絵の世界が
満喫できて、 東京駅にぴったりの展覧会でした。
二昔前までは、こういう味のある挿絵が
世の中にたくさんあったのになぁ。


来週は教室で、墨・インク・コンテを使った木村荘八風画法に挑戦です。



●ブログ「たわいのない犬の生活。13/4/24」もご覧ください。


吉田絵画教室便り2013年1月

吉田絵画教室2013年1月

美術館巡り「松本竣介」展

美術館巡り。今回は東京・世田谷美術館の
「松本竣介・生誕100年」展に行ってきました。






最終日一日前の休日とあって、会場はとても混雑。



松本竣介のことを知らない方が結構いらしたのですが、
戦争をはさむ昭和初期に非常に真摯な姿勢で絵を描き続け、
36歳の若さで早世した求道の画家です。



展覧会は初期の作品から遺作までの画業、
そして出版物や、手紙までを展示してあり、
またとない良い企画展でした。
マティエールや作風の変遷、そして絵に対する深い思索など、
とても勉強になりました。




世田谷美術館屋外にあるオープンカフェで休憩。




帰りの寒空も心地良くなるような充実した展覧会でした。


*吉田絵画教室ブログにも関連記事あります。
こちらからどうぞ。


吉田絵画教室便り2012年9月

吉田絵画教室2012年9月

美術館巡り
「ドビュッシー、音楽と美術」展

美術館巡り。今回は東京中央区のブリヂストン美術館で開催中の
「ドビュッシー、音楽と美術」展に行ってきました。





この日は初めに展覧会イベントのレクチャー&コンサートを聞いてから鑑賞。
スライドによる学芸員の方のレクチャーで予備知識を学び、
素敵な弦楽器による四重奏曲に聞き入りました。









絶え間なく変化する水面のような音を紡いだドビュッシー。
楽譜の表紙には北斎の波の絵が描かれています。
耳から目から、たっぷりドビュッシーを堪能できた一日でした。





吉田絵画教室便り2012年5月

吉田絵画教室2012年5月

美術館巡り「ちひろ美術館」

美術館巡り。今回は東京練馬区にある
「ちひろ美術館・東京」に行ってきました。


『ちひろと香月泰男 母のまなざし、父のまなざし』展



ちひろ美術館入り口です。新緑がきれいでした。



みんなが集まるのを待っています。



ちひろ美術館は住宅街の素敵な美術館。



館内を巡っています。学芸員の方からレクチャーも受けました。



館内にあるカフェテリアでちょっと一休み。





いわさきちひろさんと香月泰男さんの
子どもへのあたたかいまなざしを感じさせる、
とても良い展覧会でした。