美術館巡り。
今回は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムヘ
「クマのプーさん」展を観に行ってきました。

渋谷駅を出ると

いつもの混雑

その人混みの中に、有名な“あの子”が見えてきました。

そう、ハチ公くんです。

外国の皆さんに大人気で、次々記念写真を撮られていました。
横から見ても凛々しい姿

さて、文化村通りを進んで、美術館へ向かいます。
東急本店が見えてきました。

更に進みます。

ガラスウィンドーの中からプーさんがお出迎え。



Bunkamuraザ・ミュージアムに到着です。

エスカレーターで地下へ。


美術館入口に着きました。

人気の展覧会なので
入口で並んで待つことになるかなと心配していましたが、
午前中だったので、スムースに入ることができました。
◯ ◯ ◯
館内です。

今回はなんと撮影OKのエリアが!

クマのプーさんの世界が立体的に展示されています。

意外にも小さなお子さんは見かけず、大人の女性がほとんどでした。

大きなモニターには、物語の舞台となった
森の様子のドキュメントフィルムが流れていました。

鉛筆による小さなスケッチに、来場者の人たちが見入っていました。

橋の欄干から、クリストファー・ロビンと、プーと、コブタが、下を流れていく川を眺めています。
川の音も聞こえていました。
◯ ◯ ◯
クマのプーさんを知ったのは、ほとんどの皆さんと同様に、子どもの頃に観たウォルト・ディズニーの映画や絵本でした。
その時は特に印象はなかったのですが、20年ほど前に、東洋哲学の老子の言葉とクマのプーさんのセリフを絡めた単行本と出会い、衝撃を受けました。
飾り気のない単純な言葉の奥にある深い思いと、ディズニーとはまた違う大人向けのペンで描かれた挿絵が忘れられませんでした。
今回、ついにその原画を観ることができました。
思った以上に古典的なしっかりとしたデッサンで、絵の中のモチーフに対する限りない愛情を感じさせられました。まったく誤魔化しのない誠実な作品でした。
CGの進歩で、イラストやコミックやアニメに登場する風景は、緻密かつ正確の極みとなりましたが、プーさんの世界は、鉛筆とスケッチブックを持って現場に通い詰めたリアリズムです。
この過剰さのないリアリズムの隙間に、描き手の深い愛情が漂っているように思いました。
ほとんどがA5サイズほどの小さな絵ですが、いつまでも観ていたい気持ちにさせられました。
お出掛けになった生徒の皆さんも、きっとご自身のスケッチの手引きとなったのではないでしょうか。
