美術館巡り。今回は東京ステーションギャラリーで開催している「ジョルジョ・モランディ─終わりなき変奏」展に行ってきました。

20世紀最高の画家の一人、ジョルジョ・モランディ(1890~1964)。
「制作に必要な平穏と静寂しか望んでいない」と語り、
柔らかな色調で、繰り返し瓶や水差しを描きました。

形と構図のバランスの妙は、観る人を魅了します。
JR東京駅丸の内北口改札を出ます。

天上ドームには両翼を広げた八羽の鷲。

奥に見えているのが美術館の入口です。

会場内は残念ながら写せませんが、
立ち止まって一枚一枚じっくり見入る人たちで
ほどよく混んでいました。
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見終わって出ると我に帰ります。

八角形の回り階段を下ります。
東京ステーションギャラリー内に残る大正期の赤レンガ壁は、
モランディの若かりし頃に作られたものだったんですね。

20世紀から21世紀に戻ってきました。

東京駅は変わらずの人です。
同じモチーフを並べ替えたり、増やしたり、外したりしながら、繰り返し描かれた比較的小さな油絵。何回か順路を後戻りして、あれとこれとを比較してみたりしました。アースカラーの落ち着いた色合いで、飾り気のない素朴な画面です。なのに見ていて飽きないのが不思議です。
ご一緒した生徒さんが、「私はものごとの表面しか見ていないということに気づかされました」と呟いていたのが、とても印象的でした。
哲学者のように毎日毎日考えて、置いてあるものの本質に近づこうとしていたのが画面から伝わってきます。
好き嫌いは別にして、静かな画家の真摯な姿勢には、学ぶべきところがたくさんあると思いました。
