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吉田絵画教室 スケッチ会3(2017〜2019年)


吉田絵画教室便り2019年11月

吉田絵画教室2019年11月

秋のスケッチ会「佃島」

秋のスケッチ会。今回は、佃島に行ってきました。

佃島



皆、集合場所の月島駅に集って来ました。

月島駅

地図を確認して、出発です。

月島駅

下町情緒溢れる家並みが続きます。

月島駅

どこかの家に入ってしまいそうなくらい細い路地を入っていくと、佃天台地蔵尊です。
子の守護や、長寿延命祈願に親しまれてきたお地蔵様だそうです。今日の皆さんにぴったりです。

佃天台地蔵尊

佃小橋を渡ります。
久し振りに真っ青な空の小春日和です。

佃小橋

住吉神社を裏側から。

佃島

佃島運河

佃島

隅田川まで来ました。

佃島

いよいよスケッチ開始。

佃島スケッチ

佃島スケッチ

佃島スケッチ

佃島の街並み

佃島


佃島


久し振りのお天気に、ハトも川辺で日向ぼっこしてました。

隅田川のハト

「ん?」

隅田川のハト



お天気にも恵まれ、楽しいスケッチ会になりました。


佃島

佃島





〈参考作品〉


佃島・参考作品



〈スケッチを終えて〉


 先月たくさんの被害を出した大きな台風や、このところ季節感のない激しい気候の変化で、気分が沈み勝ちでした。
 手放しで物事を喜べないようなことが多くある中で、久し振りに爽やかな一日でした。
 参加した皆さんも、川沿いの心地よい風に当たり、楽しくスケッチが出来たのではないでしょうか。

 日頃、技術や知識を気にしつつ教室で絵を描いていますが、晴天の空の下では、出たとこ勝負で夢中になれる良さがあります。
 この解放感に乗って、空やビル群、川の漣、行き交う船など、目に飛び込んでくるモチーフに引っ張られて、手が動くに任せるのが一番でしょう。

  今日のスケッチは、F4のスケッチブックに、8Bの鉛筆と水彩絵具で描いてみました。




佃島



吉田絵画教室便り2019年5月

吉田絵画教室2019年5月

春のスケッチ会「小石川後楽園」

春のスケッチ会。
今回は小石川後楽園へ行ってきました。

小石川後楽園


もみじの新緑がきれいです。

小石川後楽園



小石川後楽園スケッチ

小石川後楽園



思い思いの場所で、さっそくスケッチ。


小石川後楽園

小石川後楽園スケッチ

小石川後楽園でスケッチ

小石川後楽園でスケッチ

小石川後楽園でスケッチ

小石川後楽園でスケッチ

小石川後楽園



いい感じに仕上がってきました。
しかも、始めたばかりのパステルを使っています。

小石川後楽園パステルスケッチ

小石川後楽園パステルスケッチ

ちょっと並べてみましょう。

パステルスケッチ

うまくいっています!

パステルスケッチ作品


パステルスケッチ作品

あら、まあ、ステキね!

スケッチを見る

上出来!

スケッチを見る



最後は近くの中華料理店で講評会。

講評会

お天気にも恵まれ、楽しいスケッチ会でした。



吉田絵画教室便り2018年10月

吉田絵画教室2018年10月

秋のスケッチ会

秋のスケッチ会。
今回は神田川沿いの江戸川公園近辺をスケッチしてきました。

江戸川公園


江戸川橋駅で待ち合わせ。

江戸川橋駅

空模様はこんな感じ。

空

皆ぞくぞくと集ってきました。

江戸川橋駅待ち合わせ

頭上にお天気予報の案内板が‥‥。
くもりですね‥‥。

天気予報看板


江戸川公園

神田川沿いを歩いて行きます。

神田川沿い

関口芭蕉庵の正門。
白芙蓉の花でしょうか。

花

神田川沿い小径

神田川です。

神田川

こんなところに白い鳥を発見

神田川の白い鳥

小鷺でしょうか。

神田川の白い鳥

神田川の白い鳥



神田川沿い歩道

今日はちょっと寄れませんが、
こちらは野間記念館に続く階段です。

江戸川公園


紅葉はまだこんな感じでした。

もみじ
樹

水神神社の鳥居と大銀杏。
これから黄葉したら、さぞ綺麗でしょう。

鳥居

スケッチしてます。

スケッチする人たち

健康遊具でちょっとトレーニング。
体をほぐして帰ります。

健康具で遊ぶ


江戸川公園歩道



〈今日のスケッチ講座〉


 時期的には紅葉にはまだ早く、お天気も不安定でしたが、神田川沿いのおだやかな遊歩道、江戸川公園に行ってきました。
 桜の名所らしく、ベンチやトイレがたくさんありますので、スケッチするには便利だと思います。
 川の反対側に振り返ると、起伏のある切り立った斜面があり、緑も多く、きれいな壁沿いに見える「椿山荘」の日本家屋も情緒があって素敵です。

〈今日のスケッチ ひとことアドバイス〉


 今回は屋外スケッチ初デビューの方も何人かいました。
 初めてスケッチに出かけるときは、いわゆる、それらしい立派な風景画をものにしてやろうなどと思わないで、切株ひとつとか、塀沿いの一角とか、自分の都合を小さくして、無理のないようにスケッチブックに向かうといいです。
 たとえ着彩まで作業が進まなくても良いのです。外で描くことで何かしら体感できれば良しとしてください。
 何回か出掛けるうちに、だんだんと要領を得ると思います。


〈参考作品〉

参考作品1


 初心者の方が一緒のベンチで描いていましたので、わかりやすいスケッチに仕上がるように心がけて描いてみました。
 2Bの鉛筆でアタリと輪郭線をつけた後、6Bのスケッチペンシルでアクセントを入れた後、水彩絵具を水筆ペンで着彩しました。
 興味の湧いた中心部分は、比較的細かく手を入れ、画面の外側に向かってフェードアウトさせる要領で仕上げました。





吉田絵画教室便り2018年5月

吉田絵画教室2018年5月

初夏のスケッチ会
「肥後細川庭園」
肥後細川庭園

 新緑の眩しい季節になりました。
5月らしい爽やかさ。絶好のスケッチ日和です。
 今回は前回好評だった「肥後細川庭園」へ赴き、再び挑戦です。




肥後細川庭園アヤメ

アヤメでしょうか。見事です。



肥後細川庭園ツツジ

大池の畔の、ツツジのピンクが鮮やかです。



さっそくスケッチに取り掛かります。
今日のスケッチを元にキャンバスに制作しますので、みんな一生懸命です。

肥後細川庭園スケッチ

肥後細川庭園スケッチ

ズドンと大きな樹を描くのも、いいですね。


肥後細川庭園スケッチ

肥後細川庭園


2時間ほど集中して描き、みんな元気で戻ってきました。

松聲閣


お抹茶を頂きながら「松聲閣」にて講評会です。
スケッチの目的がはっきりしていたので、力強く引き締まった作品が多かったです。

松聲閣



《 今日のスケッチ 》
さて、今回は‥‥
いろいろな画材による、仕上がりの印象の違いを試してみました。



<参考作品>


まずは紫色のダーマトによる輪郭線のスケッチから

参考作品1ダーマト


こちらはマーカーペンで描き、水彩絵具で着彩です。

参考作品2マーカー


こちらはつけペンです。セピア色のインクを使って描き、水彩で着彩しました。

参考作品3つけペン


鉛筆淡彩。
ちょっとじっくり腰を据えて、描いてみました。

参考作品4鉛筆淡彩



 「もみじが多いので、きっと紅葉がステキでしょうね」という声が上がりました。
 秋のスケッチに、また、来たいですね。



吉田絵画教室便り2018年4月

吉田絵画教室2018年4月

春のスケッチ会
「江戸川公園〜関口芭蕉庵〜肥後細川庭園へ」
肥後細川庭園

 作品発表会の作品制作も、どうにか無事終わってほっとひと息。ということで、屋外へ春のスケッチに出掛けてきました。
 今回は初めての場所。神田川沿いの小径の「江戸川公園」を歩き、「関口芭蕉庵」、「肥後細川庭園」を訪ねました。




江戸川橋

「江戸川橋」駅出口で待ち合わせ。
数日前は雨の予報が出ていてお天気が心配でしたが、なんとか晴れました。
風がちょっと肌寒いです。



高速道路の下にある、江戸川公園入り口。

江戸川公園入り口

神田川沿いを歩きます。
残念ながら桜は少し前に終わったところ。
ほんの少し名残があります。

江戸川公園

黄色い壁は、椿山荘の壁です。

関口芭蕉庵へ

関口芭蕉庵、入口に着きました。

関口芭蕉庵門

うまく写りませんでしたが、「古池や、蛙飛び込む~」と刻まれています。

芭蕉句碑



桜


入り口で、地面にこんな案内板を見つけました。

案内板



芭蕉庵の縁側でひと休み

芭蕉庵

 芭蕉庵の方が、暖かく迎えてくださり、細かな説明をしてくださいました。
 結局、帰りにもう一度立ち寄り、ここで講評会をさせて頂きました。寒かったので助かりました。ありがとうございました。





再び歩いて、肥後細川庭園・南門に到着

肥後細川庭園南門


入った途端、美しい黄緑色のモミジの新緑と、たくさんのシャガの花で、「うわぁ、きれい」と感嘆の声があがりました。

肥後細川庭園

肥後細川庭園シャガ


都心とは思えない静けさと、息を呑む美しさ。日本庭園なのに、作りすぎていないやわらかさ。

肥後細川庭園


スケッチ開始

肥後細川庭園スケッチ

座りやすい場所がわりと多く、絵を描くには、とっても快適。事ある毎に、「来てよかったですねぇ」という声が上がりました。


肥後細川庭園スケッチ


そろそろお茶休憩。池の向こうの松聲閣に向かいます。

松聲閣


お抹茶セットです。お菓子は細川家の献上菓子だそうです。上品な甘酸っぱさ。冷えた体に温かいお抹茶がおいしい。500円です。

松聲閣お抹茶セット

天井の高い椿の間。高級旅館のようです。

松聲閣でお茶

お抹茶を頂きながら、窓から庭園が見渡せます。

松聲閣から庭を臨む

松聲閣を後に

松聲閣を出て


ここへ来たのは皆初めてで、予想外に素晴らしかったので、大満足の一日でした。上品な観光地のようでした。




《 今日のスケッチ 》
「つけペン水彩スケッチ」


<参考作品>

肥後細川庭園スケッチ参考作品

<ポイント>


 今回は「作品発表会」直前ということで、息抜きのお散歩とお茶が主な目的でした。元気があればスケッチしましょう、ぐらいの気持ちで出掛けました。
 ところが行ってみると現地は想像以上にすばらしく、絵を描くにはうってつけの場所で、自ずと描き始めていました。

 ただ、桜も終わり、かなり冷たい風が吹いていましたので、「30分スケッチにしましょう」と皆と示し合わせて、手早く描いてみました。

 この絵は鉛筆による下描きはせず、つけペン漫画インクで、真ん中からどんどん描いていきました。
 風のせいなのか、インクの乾きは比較的速く、すぐに水彩絵具で着彩することができました。
 インク壺を倒したりしないかヒヤヒヤしながらの作業でしたが、線の抑揚が欲しかったので、マーカーペンは止めて、つけペンにしてみました。

 楽しかったので、また暖かい時にでも、つけペンでスケッチしてみたいなと思います。



シャガとハト


吉田絵画教室便り2017年5月

吉田絵画教室2017年5月

初夏のスケッチ会「皇居東御苑」
皇居東御苑

初夏のスケッチ。
今回は緑溢れる「皇居東御苑」に行ってきました。




皇居大手門前

「大手町」下車。
皇居を目指します。

皇居東御苑大手門へ

大手門の交差点を渡って

皇居東御苑大手門へ

大手門へ向かいます。

皇居東御苑大手門へ

最初の門をくぐると道がカクッと曲っていて、すぐに次の門があります。
さすが立派な門構えです。

皇居東御苑大手門

発券所で入園票をもらいます。

皇居東御苑入園票



見事な二の丸庭園。
サツキが満開でした。

皇居東御苑サツキ

池のほとりには紫の花、シラン

皇居東御苑

皇居東御苑池 皇居東御苑鯉

池の鯉



ショウブ咲く水辺でスケッチ開始

皇居東御苑スケッチ

木陰からもスケッチしています

皇居東御苑スケッチ

皇居東御苑スケッチ

皇居東御苑スケッチ

外国からいらした観光客がたくさんいました。



皇居東御苑



御苑を出てお茶を飲みながらの講評会。
皆さん良いのが描けました。

皇居東御苑スケッチ





《 今日のスケッチ 》
「鉛筆淡彩スケッチ」


<参考作品>

皇居東御苑スケッチ作品

<ポイント>


 たくさんの緑に囲まれた、風景スケッチ。こんな時は、単純化が大切と思います。

 樹木のディテールを描き過ぎると、ごちゃごちゃになってしまいますから、山盛りの大きなブロッコリーに見立てて、5パーツくらいにブロック分けしてみてください。

 初夏の強い陽射しから、陰影はきちんと着彩すると、全体が引き締まってよいでしょう(ニュートラルチントを使いました)。

 橋を渡る人を入れることで、庭園の大きさがイメージできます。
 後方のビルは省略しました。

 横にどんどん広がる景色ですから、どう切り取るか最初にゆっくり考えてから着手すると良いと思います。



吉田絵画教室便り2017年3月

吉田絵画教室2017年3月

お花見スケッチ会「小石川植物園」
桜と桜餅

桜の季節がやってきました。
今回は通い慣れた小石川植物園の桜を描きに行ってきました。


小石川植物園正門

当日は生憎の空模様。
寒くて雲行きが心配な天気です‥‥



桜開花期で混み入っているはずの入口も、ご覧の通り。

小石川植物園正門


それでも四分咲きの桜が出迎えてくれました。

小石川植物園桜

スケッチ開始です

小石川植物園桜スケッチ

小石川植物園桜スケッチ

この日はお孫さんが飛び入り参加。
悪天候を吹き飛ばすような勢いで、ぐいぐい描いてます。
2人仲良く並んで、とっても素敵な光景です。

小石川植物園桜スケッチ

しだれ桜

小石川植物園参しだれ桜

小石川植物園桜スケッチ


いつもは園内で講評会なのですが、冷えてきたので外のお店に移動することに。


小石川植物園桜

桜に見送られ植物園を後にします。


小石川植物園

とうとう雨が降り出してしまいました。


小石川植物園前

あと数日で満開ですね。
冷たい雨のお花見スケッチでした。





《 今日のスケッチ 》
「鉛筆淡彩スケッチ」


<参考作品>

小石川植物園桜参考作品

<ポイント>


 お天気が悪く、長時間のスケッチは難しそうでしたので、雨に備えて、いつ切り上げても良いように主役の桜の木肌からどんどん描き進めました。
 中心となる主役から楕円状に外側に向かって描き進めていくと、途中でスケッチを断念するようなことがおきても、画面中央からほど良く放射状に力が抜けていきますので、比較的途中でやめてしまった感が残りません。
 樹々や遠方の人は、主役に辻褄を合わせるような形で、描き足していきました。
 着彩も主役だけ親切に手を入れて、外側に向かうほどフェイドアウトするように、塗り過ぎに注意しました。

 桜が満開といかず、半分以上が蕾でしたので、想像していたより赤味がかっていました。塗り過ぎると梅や桃になりかねません。
 枝や幹の色は、樹だから茶色に塗ろうと決めてかからず、ようく見てどんな色見を含んでいるか、考え考え着彩すると良いと思います。

   皆さんも悪条件の現場や、絵を描かない人が一緒にいる時など、急いでスケッチしたい時には、主役から放射状にスケッチを進めていくのがお薦めです。