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吉田絵画教室 美術館巡り3(2019年〜)


吉田絵画教室便り2020年2月

吉田絵画教室2020年2月

美術館巡り
ニューヨークが生んだ伝説の写真家
「永遠のソール・ライター」展

美術館巡り。
今回は、渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の
「ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター」展を観てきました。

ソール・ライター展




快晴が続く2月の青空

空

渋谷駅を出ると、いつもの人混み

渋谷駅

渋谷駅に新しい建物が出来て、だいぶようすが変わったようです。

渋谷駅

ハチ公は変わらずいてくれます。

渋谷駅

文化村通りのゆるやかな坂を上がり、東急本店まで来ました。

東急本店

ショーケースにソール・ライター関連のディスプレイが

ソール・ライター展ディスプレイ

Bunkamura入口に着きました。

Bunkamura

地下のカフェを見下ろしながら・・

カフェ

エスカレーターを下って行きます

ソール・ライター展案内

ソール・ライター展案内

ソール・ライター展案内

ドキッとするような美しいポスター

ソール・ライター展ポスター



◯ ◯ ◯



残念ながら中はお見せ出来ませんが‥‥。
土曜日の割には比較的空いていて、静かにゆっくり観ることが出来ました。




◯ ◯ ◯





会場の終盤に、撮影できるブースがありました。
ソール・ライターが使用していた油絵のパレットや、愛用していた時計、椅子などが展示してあります。

ソール・ライター展示物


帽子の載った椅子を見ると、ゆったりと越しを降ろして、「クック」と笑うソールライターさんが目に浮かびました。

椅子

もともと画家志望だったソール・ライターさん愛用の油彩パレットです。

パレット

ソール・ライター展示物



<ソールライター展を観て>


 豊潤な色彩の水彩画と、洒脱なモノクロームスケッチの画集を観たような、素晴らしい写真展でした。
 ご本人の遺した言葉からもわかるように、人と競うことはまったくせず、自分自身に相談をして作品作りに向い続けた人だと思いました。
 穏やかな優しい眼差しの中に、底知れぬ迫力と、厳しさが垣間見えました。




渋谷街並

ヒヤヒヤするお出掛けでした。
コロナウイルス、早く終息するといいです。




吉田絵画教室便り2019年9月

吉田絵画教室2019年9月

美術館巡り「レオ・レオーニ」展

 美術館巡り。
今回は新宿の東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館ヘ
「レオ・レオーニ」展を観に行ってきました。

レオ・レオーニ展


新宿駅西口を地上に出ると、休日の人混み

新宿駅西口

9月の終わり。空は気持ちよく晴れています。

新宿駅

ビルまで辿り着きました。

ビル

工事中みたいです。

工事中

パンダくんがシャベル持って工事中のご案内。

工事中

入口に入っていきます。

入口


エントランスフロア。こんなにたくさんの人が。

エントランス

そこでなんと!

レオ・レオーニのキャラクターたちがお出迎え!


ネズミ

ワニ

ネズミ記念写真



◯ ◯ ◯



残念ながら中はお見せ出来ませんが‥‥。



入口付近にもレオ・レオーニの絵と記念撮影できるブースがありました。

パネル

ビデオを観ています。

ビデオ


 館内では、絵本の原画を中心に油絵や彫刻が展示されていました。
 原画の近くにはその絵本も置いてあり、熱心な若いお母さんたちは、連れてきたお子さんに読み聞かせをしたりしていました。




◯ ◯ ◯




出て来ました。






42階からの眺望です

眺望



〈「レオ・レオーニ展」を鑑賞して〉


 アートディレクターで絵本作家の「レオ・レオーニ展」に行って来ました。最終日の前日にもかかわらず、かなり混んでいました。「スイミー」の作者という事で人気も高いのでしょう。

 クラシックな絵画の展覧会とは違った親近感を人々に感じさせる作家の展覧会は、明るく、さっぱりしていて、切れ味もシャープですね。
 絵具の中の忘我というよりは、画材の扱いに対して、ある一定の独特の距離感を持っているように思えます。「はらぺこあおむし」のエリック・カールさん、「スヌーピー」のチャールズ・M・シュルツさんもそうでした。
 一個人の世界観を追求するだけではなく、鑑賞者、または読者に伝えるべく解り易い表現を用いつつ、深い意味合いを持たせるスタンスは、彼らに共通している所と思います。
 商業美術の特殊性かもしれませんが、時代の変化とニーズを察知し、自己表現していく姿に、いさぎよさを感じました。








外に出ると、電灯が灯り始めていました。
これから日が短くなりますね。
夕暮れ時が美しい季節です。




吉田絵画教室便り2019年4月

吉田絵画教室2019年4月

美術館巡り「クマのプーさん」展

 美術館巡り。
今回は渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムヘ
「クマのプーさん」展を観に行ってきました。

クマのプーさん展


渋谷駅を出ると

渋谷駅

いつもの混雑

渋谷駅

その人混みの中に、有名な“あの子”が見えてきました。

ハチ公広場

そう、ハチ公くんです。

ハチ公像

外国の皆さんに大人気で、次々記念写真を撮られていました。



横から見ても凛々しい姿

ハチ公横姿

さて、文化村通りを進んで、美術館へ向かいます。
東急本店が見えてきました。

東急本店

更に進みます。

東急本店横


ガラスウィンドーの中からプーさんがお出迎え。

ガラスウィンドー ガラスウィンドー

ポスター


Bunkamuraザ・ミュージアムに到着です。

Bunkamuraザ・ミュージアム

エスカレーターで地下へ。

エレベーター

カフェ


美術館入口に着きました。

美術館入口

人気の展覧会なので
入口で並んで待つことになるかなと心配していましたが、
午前中だったので、スムースに入ることができました。




◯ ◯ ◯



館内です。

館内

今回はなんと撮影OKのエリアが!


館内

クマのプーさんの世界が立体的に展示されています。



館内

意外にも小さなお子さんは見かけず、大人の女性がほとんどでした。



館内

大きなモニターには、物語の舞台となった
森の様子のドキュメントフィルムが流れていました。



館内

鉛筆による小さなスケッチに、来場者の人たちが見入っていました。



館内

橋の欄干から、クリストファー・ロビンと、プーと、コブタが、下を流れていく川を眺めています。

川の音も聞こえていました。




◯ ◯ ◯




 クマのプーさんを知ったのは、ほとんどの皆さんと同様に、子どもの頃に観たウォルト・ディズニーの映画や絵本でした。

 その時は特に印象はなかったのですが、20年ほど前に、東洋哲学の老子の言葉とクマのプーさんのセリフを絡めた単行本と出会い、衝撃を受けました。
 飾り気のない単純な言葉の奥にある深い思いと、ディズニーとはまた違う大人向けのペンで描かれた挿絵が忘れられませんでした。

 今回、ついにその原画を観ることができました。

 思った以上に古典的なしっかりとしたデッサンで、絵の中のモチーフに対する限りない愛情を感じさせられました。まったく誤魔化しのない誠実な作品でした。
 CGの進歩で、イラストやコミックやアニメに登場する風景は、緻密かつ正確の極みとなりましたが、プーさんの世界は、鉛筆とスケッチブックを持って現場に通い詰めたリアリズムです。
 この過剰さのないリアリズムの隙間に、描き手の深い愛情が漂っているように思いました。
 ほとんどがA5サイズほどの小さな絵ですが、いつまでも観ていたい気持ちにさせられました。

 お出掛けになった生徒の皆さんも、きっとご自身のスケッチの手引きとなったのではないでしょうか。